高知県宿毛市に移住して遭遇した豪雨災害のはなし


僕が見た災害

2018年7月8日、早朝から鳴り響く町内放送とスマートフォンの災害警報で目が覚めた。
実際、災害警報なんて何度も鳴ったことがあるし今回も実際より大げさに知らせているのだろうと思って寝ようとした。
何気なく外を見ると今までにないくらい川が増水している。
雨も今までとは違った勢いを感じた。
これはちょっと本当にやばいかもしれない。
僕の中の生存本能が警鐘を鳴らした。
瞬時に過去のテレビで見た災害がフラッシュバックする。
もしかしたら大規模な水害が起こるかもしれない。

僕が移住した高知県宿毛市は以前も大規模な水害が何度か発生したことがあり
一面海になったことがあるそうだ。

外に出て見ると近所の道路はすでに冠水しており
川になっていた。
かろうじて道路の中央線が見えるほど。

この道路は宿毛市市内と大月町を結ぶ321号線、この地域の動脈的な道路だ。
冠水した道路に直面した多くの車は停止し、引き返すものや
果敢にも突っ込んでいく車が見られた。

そこで知人の経営する店が浸水し始めたという情報が入る。
応援のため宿毛市へ向かう。
しばらく進むと対向車から呼び止められる。
僕のいた地点から見た321号線の反対側、つまり宿毛市方面の道路でがけ崩れが発生し通行止になっているとのこと。

仕方なく引き返し再び家に戻る。

遠くから荷物を背負って歩いてくる人影が見えた。
川になった道路を淡々と歩いてくる。
聞けば宿毛市市内の友人を迎えにいくとのこと。
宿毛方面は通行止になっている旨を伝えるとしばらく悩んだ末に
男性は宿毛方面へ歩いていった。


至る所で土砂が流れていた。

朝の時点で干潮の状態で川が氾濫しかけていた。
昼には満潮になる為、川が溢れることが懸念された。

幸いにも午後には水が引き始め僕の身の回りではけが人などはなかった。
改装中の古民家も高台にある為無事だった。
知人の店は浸水し商品もかなり被害があったり、浸水した家屋も多かったようだ。

災害後の街

水があふれていた宿毛市街では多くのコンビニや商店が一時休業状態になっていた。
その為一時的に食品や水が不足する事態が発生していた。

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さらに道路が通行止になるなどして配送トラックが遅れ品薄になっている状況も見られた。

災害に備えて

今回の豪雨で「明日は我が身」という言葉を見にしみて実感した。
いつ災害が起きても対応できるようにしなければならない。

最低限の意識として用意しておきたいことをまとめた

避難場所の把握

宿毛市では南海トラフを警戒して津波の避難場所が地区ごとに指定されている。
宿毛市避難場所マップ
こういった公共の情報を利用しながら自宅から避難場所への経路を日頃から頭に入れておきたい。

イメージトレーニングを普段からしておくことによって
冷静に対処できる可能性が増える。

避難袋の準備

いざ避難をするという場合も準備していないとなかなか難しい。
住民にとって避難とは普段の生活をまるまる捨てることになる。
災害は時間との勝負の場合もあるので
いざという時のために避難用の荷物をまとめておくとよい。
避難時の防災袋

基本的な中身
・保存がきく食品
・飲料
・ガーゼ消毒液などの簡易衛生用品
・懐中電灯
・携帯充電器
・紙皿、箸、ラップ
・身分証のコピー
・少額の現金
など

防犯意識

災害時は治安が乱れやすい。
過去の多くの災害では避難生活時に多くの犯罪が発生している。
世の中には善人ばかりでないことを頭に入れて対策をしておく必要がある。

過去に実際にあった例
・ボランティア、消防を装った窃盗
・避難時の空き巣
・避難所での婦女暴行
・ストレスからの暴力事件
・詐欺
・警備が手薄になった海での密漁

災害時は特に身を守ることを考え弱い立場の人にも配慮しなければならない。


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