
カット編集もうヤダ!やりたくない!!!

カット編集ツラいですよね、
そんな時はプラグインに頼ってみるのも手です。
※この記事は個人の主観が多くなっています。あくまで参考としてご覧いただければと思います。
動画編集で特に時間を使うのがカット編集ですよね。自動でカット編集ができたらどれだけいいか。
最近ではカット編集だけをやってくれる専門の編集マンがいるくらいカット編集は編集者の悩みのタネです。この記事では、Adobe Premiere Proを使っている方向けに動画の無音部分を自動で検出してカットしてくれるプラグインをご紹介します。
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自動で無音部分をカットしてくれるプラグイン「Silence Remover」
Silence RemoverはAdobe Premiere Pro専用の有料プラグインで、動画の無音部分を自動検出してカット編集までしてくれる便利なものです。
Aescriptsという海外サイトで販売されているプラグインで、価格は$49.99でした。
YouTubeでもりすくさんがとても分かりやすく解説されていました!
プラグイン「Silence Remover」の購入方法
Silence Removerは以下のページより購入できます。
1.Aescriptsのアカウントを作成する

まずはアカウントを作成します。
このような海外サイトを日本語表記にするにはGoogleChromeの拡張機能の「Google翻訳」がとても便利なので参考にしてみてください。

2.クレジットカードかPayPalで購入する
商品をカートに追加したら支払い画面へ進みます。
Silence Removerがカートに入っていることを確認できたら赤枠の「PROCEED TO CCHECKOUT」をクリックします。




3.「My Account」からプラグインをダウンロードする
購入したプラグインはMy Accountページの「My Downloads & License」よりダウンロードすることができます。

「My Downloads & License」を開くと購入したプラグインの一覧が表示されます。
Silence RemoverをPremiere Proにインストールした後に、プラグインをアクティベーションする際にここに表示されているライセンスコードが必要になります。

赤枠の「download」よりプラグインをダウンロードします。

ここに表示されているライセンスコードを後で使用します。
4.プラグインをインストールする
以下はダウンロード画面です。
おすすめは赤枠のインストーラーアプリを利用する方法です。
「aescripts + aeplugins manager app」はこちらからもダウンロードできます。

インストーラーを起動、ログインしたら赤枠のSilence Removerを選択して、赤枠の「Install」をクリックするとワンタッチでPremiere Pro にインストールすることができます。

Premiere ProでSilence Removerを使うには?
プラグインのインストールが完了したら、Premiere Proを起動して画面上のメニューバーの中から「ウィンドウ」→「エクステンション」の順に開いていきます。
インストールが成功していれば「Silence Remover」が見つかるはずです。

無音箇所のカットは以下のような流れで行います。
①無音部分をカットする素材をタイムラインに配置する。
②「Prepare Audio」をクリックして、編集用音声の書き出し先を設定する(デスクトップなど)
その際同時にAdobe MediaEncoderが立ち上がる。そのまま書き出し先を設定すると、動画素材の音声が書き出される。

③書き出した編集用音声を「ファイルを選択」から開く。

書き出された音声データを選択します。

④設定を行い、「Apply to sequence」をクリックして実行する。
以下は個人的におおよそうまくいった設定です。参考にして、ご自身でカスタムしてみてください。


設定はちょっとややこしいです、何度も触ってみて感覚で覚えるのが一番早い気がします。
以下が実際に無音部分がカットされたタイムライン
自動カットが終わるまで少し時間がかかります。
動画の素材が2つに分かれている場合は、シーケンスを2つ作成してそれぞれ自動カットを行うとうまくいきました。

無音カットの方法は以下の3種類から選べました。
Auto Edit :無音箇所をカットせずに色分け。どこが無音なのかひとめでわかる
Remove Silence:無音箇所をカット。パツパツにカットされるので調整が難しい
Create Marlers:無音と音声あり箇所の境目にマーカーが打たれる
個人的には「Remove Silence」を使った方が早い気がしました。

インタビュー素材が複数ある場合
無音カットを行うには一つのシーケンスごとに1素材が無難のようです。
現在上記の方法で何度か試してみているのですが、インタビューした素材が長尺で複数のファイルに分かれている場合、シーケンスをそれぞれ作成する必要があるみたいです。
一眼レフで撮影した素材などは長回しのインタビュー素材が30分ごとに分割されて出力されることがあります。個人的なやり方ですが、そういった場合は一つのデータごとにシーケンスを作って最終的に結合させる方法をとっています。
使ってみた感想
筆者はよく素材尺が1時間ほどのインタビュー動画を編集するのですが、無音部分をカットしてくれるだけでかなり心理的負担が減るように感じました。
少し使いこなすのに癖があるプラグインですが5~6,000円で何度もカット編集を外注できると考えるとお得なのかもしれません。
また何度か使ってみて更新したいと思います。