実際に文字を書いているような、手書き風のタイトルを作りたい!
おしゃれで自然な雰囲気を出したい時にピッタリですよね◎
それでは、手書き風のアニメーションをつける方法を解説しましょう!
「ブラシアニメーション」エフェクトを適用する
実際に手で書いているような動きをつけるには、「ブラシアニメーション」を使用しましょう。
標準エフェクトなので無料で作ることができる、ブラシでなぞった部分にアニメーションをつけられるエフェクトです。
「ブラシアニメーション」エフェクトができない?
ブラシアニメーションのエフェクトがどこにあるかわからない時は、エフェクト&プリセットパネルで以下のように検索してみましょう。
ブラシアニメーションをつけるには手書き文字風のアニメーションをつけたいテキストを選択し、「エフェクト」パネルを表示します。
「ブラシアニメーション」をテキストクリップにドラッグ&ドロップします。
ブラシアニメーションの設定をする
「エフェクトコントロール」パネルで、ブラシの設定をします。
今回は下記のように調整しました。
アニメーションの開始点を設定する
プログラムモニター中央にブラシが作成されます。
ブラシアニメーションを選択した状態で、ドラッグしてアニメーションを開始したい点に移動します。
「ブラシの位置」のストップウォッチアイコンをクリックし、キーフレームを作成します。
テキストをなぞってアニメーションの軌跡を設定する
【⇨キー】をクリックし、開始点からブラシをドラッグします。
この操作を繰り返して、文字全体をブラシでなぞっていきます。
テキストがブラシからはみ出しやすい場合は、ブラシのサイズがより太めになるよう調整してください。
途中、アニメーションの動きを確認したい場合は、 キーフレームを戻してスペースキーをクリックすると再生できます。
秒数や間隔を調整し、好みの動きに整えてください。
ブラシアニメーションの確認
元のテキストに戻し、アニメーションの動きを確認します。
「エフェクトコントロール」パネル⇨「ペイントスタイル」⇨「元のイメージ」の順にクリック。
「元のイメージを表示」を選択。
ブラシの表示が消え、元のテキストが表示されます。
再生ヘッドをアニメーションの開始秒数まで戻しドラッグ、またはスペースキーで再生すると、なぞった通りにテキストが表示されます。
アニメーションが完成しました!
最後に文字の欠けなどがないか確認し、修正が必要な場合は再度調整しましょう。
プリセットで簡単にタイトルアニメーションをつけられる
テロップテンプレートとプリセットを使えばもっと簡単にテレビ番組風のアニメーションを使うことができます。
是非チェックしてみてください!
ブラシアニメーションが再生できない時や重い場合は?
Premiere Proでブラシアニメーションが重い場合は、プレビュー品質を下げ、キャッシュをクリアし、レンダリングを行い、プロキシを使用し、システムを最適化すると改善されます。
プレビューのサイズを変更する
プログラムモニターの右下にある「再生品質」オプションをクリックし、プレビュー品質を「1/2」または「1/4」に下げます。これにより、プレビュー時の負荷が軽減されます。
タイムラインをレンダリングして軽くする
タイムライン上の重いセクションを選択し、Enter
キーを押してプレビュー用にレンダリングします。これにより、リアルタイムプレビューがスムーズになります。
プロキシを作って軽くする
プロキシは編集素材をコピーして軽くしたものをプレビューで使用する機能です。
高解像度のクリップに対してプロキシファイルを作成し、編集時にはプロキシを使用します。「ファイル」→「プロジェクト設定」→「プロジェクト設定(一般)」からプロキシの設定を行い、プロキシを生成します。