ChatGPTって話題だけど動画編集に使えるの?
動画編集をする上でもかなり役立つと思いますよ!
実例を踏まえて紹介していきます。
ChatGPTについて知ってますか?聞いたことない方も本記事で詳しく解説していきます。
ChatGPTはOpenAIが開発した「話しかけるように質問すると人間のように自然なテキストを生成してくれるとても便利なAI」です。
本記事ではChatGPTを使って動画編集を助けるための10のプロンプトを紹介します。
プロンプトってなに?
プロンプトは、AIが理解しやすい指示文章のことです。
うまく使うことで質の高い反応が返ってきます。
紹介するプロンプトで脚本作成、動画構成作成、セミナーの内容を要約したり、テロップの内容を考えたり、動画のタイトルを作成したりと、さまざまな場面で役立つ内容になっています。
ゆっくり解説動画や切り抜き動画にオススメのテンプレート
テキストスタイルとプリセットを組み合わせると、簡単テレビ番組のような動画が作れます。
テロップのデザインをワンタッチで変えられるテキストスタイルが便利。
使い方もテキストレイヤーにドラッグ&ドロップするだけなのでとてもお手軽です。
動画編集といえばテロップ演出がとても大変で時間がかかりますが、テンプレートを使えばデザインを選んでドラッグ&ドロップするだけなので、毎回テロップを作る手間が省けます。
630種類のテキストスタイルも付属、簡単に初心者から一歩進んだ編集ができます!
アニメーションプリセットと組み合わせればテロップに動きをつけることもラクラクです。
手軽にテレビ番組風の動画を作れるテンプレートをぜひチェックしてみて下さい。
ChatGPTを使った動画編集に役立つプロンプトの紹介
ChatGPTを使って、あなたの動画編集作業を加速させる10のプロンプトをご紹介します。
これらのプロンプトを使えば、作業の時間と労力を大幅に節約することができます。
YouTube動画の脚本作成
最初に、動画制作の基本とも言える、脚本作成についてご紹介します。
YouTubeでは「Vyondで作るスカっと系の動画」や「ゆっくり解説動画」などが人気ですが、ChatGPTを使うと脚本の骨組み部分を作ることができます。
プロンプト1:ゆっくり解説動画の会話形式の脚本(ダイアログ)生成
まずはゆっくり解説動画のような会話形式の台本、いわゆるダイアログの生成です。「ゆっくり解説動画のダイアログを作成してください」という指示をChatGPTに与えると、自然で視聴者の興味を惹くダイアログが生成されます。
こうした具体的な会話を脚本に取り入れることで、視聴者を動画に引き付けることができるでしょう。
あなたはプロの脚本家です。
「ゆっくり解説動画」のダイアログを作成してください。
なお、以下の項目に分けて出力してください。
イントロダクション:
ビデオのテーマやトピックについて簡単に説明してください。
メインコンテンツ:
解説するトピックの背景や重要性について説明してください。関連情報やインタビュー、専門家の引用などがあれば提供してください。
メインポイント:
解説するトピックの主要なポイントや概念を順番に説明してください。図表やグラフ、実例を使用して理解を助ける説明を行ってください。
注意点や特記事項の強調:
トピックに関連する注意点や特記事項について強調してください。誤解や誤った情報の訂正も行ってください。
サマリーと結論:
メインコンテンツの要点を繰り返し説明し、トピックの結論やまとめを提供してください。
アウトロダクション:
視聴者への感謝の意を伝え、チャンネル登録や他のビデオへの案内を行ってください。その後動画へのコメントを促してください。
➡️よりキャラの個性を出したい方はこちらの記事が参考になりました。
プロンプト2:シナリオ生成
次に紹介するのが「Veyondで作るスカット系動画のシナリオを生成してください」という具体的な指示をChatGPTに投げるシンプルなものです。
ChatGPTが生成したシナリオをもとに脚本を整えたら、それに従って動画を制作するだけです。
あなたはプロの脚本家です。
以下の【動画タイトル】について【ステップ】に従って
動画脚本を書いてください。
#動画テーマ
スカッとした結末のドロドロとした嫁姑問題
#ステップ
1: テーマをもとに動画の{タイトル}をいくつか作成します。その中から、SEOの視点で、もっとも視聴回数が伸びると予測される{タイトル}を選びます。
2: {タイトル}をもとに、3つのチャプターに分けて{アウトライン}を作成します。
3: {アウトライン} を元にして、第1チャプターの{脚本本文}を作成します。
4: {脚本本文}を、視聴者が理解しやすいように修正して{最終文章} として出力します。
5: 同様にして、第2チャプター、第3チャプターまでの{最終文章}を出力します。
6: すべてのチャプターの内容を要約して、まとめの脚本を作成します。視聴者が理解しやすいように修正して{動画内容のまとめ} として出力します。
動画の構成を作る
脚本が完成したら、次はその脚本を動画化するステップ、すなわち動画の構成作成に移ります。
ここでもChatGPTがあなたの強力な助けとなります。
プロンプト3:ストーリーボードの要素生成
まずは「スカッと系動画の動画構成を作成してください」というプロンプトを試してみてください。
ChatGPTはあなたの要望に基づいたストーリーボードの要素を生成します。これにより、どのシーンで何を描くべきかを解説してくれます。
あなたはプロの映像監督です。
以下の【動画タイトル】について【ステップ】に従って
動画構成を作成してください。
#動画タイトル
嫁の浮気現場を目撃。反省しない嫁に夫が考えた仕返しとは
#ステップ
1: 動画タイトルをもとに{構成のアウトライン}をいくつか作成します。その中から、もっとも視聴回数が伸びると予測される{構成のアウトライン}を選びます。
2: {構成のアウトライン}をもとに、3つのチャプターに分けて{構成}を作成します。
3: {構成} を元にして、第1チャプターに挿入する{インサート映像の例}を追記します。
4: 出力した文章を、動画制作者が理解しやすいように修正して{最終文章} として出力します。
5: 同様にして、第2チャプター、第3チャプターまでの{最終文章}と{インサート映像の例}を出力します。
6: すべてのチャプターの内容を要約して、動画制作者が理解しやすいように修正して{動画内容のまとめ} として出力します。
プロンプト4:適切なカットの推奨
次に、「ゆっくり解説動画に適切なカットの推奨をしてください」というプロンプトを試してみてください。ChatGPTはあなたの動画の構成や内容に合わせて、適切なカットを推奨します。
これにより視聴者が動画から得られる情報を最大化することができます。
セミナー内容の要約
セミナーの内容を動画にまとめる際にも、ChatGPTはかなり役立ちます。特に、セミナーの要点を抽出したり、どんな図解やテロップを入れれば良いか教えてくれます。
プロンプト5:セミナーの主要ポイント抽出
セミナーの内容を要約する際には、「AI技術の最新動向についてのセミナーの主要ポイントを抽出してください」というようにChatGPTに指示を出してみてください。
膨大な情報の中から主要なポイントを見つけ出し、それをわかりやすくまとめてくれます。これにより、視聴者がセミナーの主要ポイントを短時間で理解しやすくなります。
プロンプト6:セミナー動画に入れるテロップや図解の提案
また、「AI技術の最新動向についてのセミナーの内容を視覚的に表現するためのアイデアを提供してください」とChatGPTに頼むことで、視覚的な表現のための新しいアイデアを得ることができます。これにより、動画を見ることで、視聴者がセミナーの内容をより深く理解できるようになるでしょう。
テロップ内容の生成
動画編集における大切な要素の一つに、テロップがあります。
テロップは動画を補足する役割を果たし、視聴者がもっと動画を理解しやすくしてくれます。
ChatGPTは、このテロップ生成にも活用できます。
プロンプト7:情報テロップの生成
このプロンプトは、テレビ番組編集者として、特定のテーマに基づいたテロップ(画面上に表示されるテキスト)のアイデアを提供することを求めています。
この場合のテーマは、「世界の河川から」という番組で、特定の河川(那珂川)に焦点を当てています。
あなたは一流の「テレビ番組編集者」です。
以下の概要と条件に従って動画に挿入するテロップの内容を4つ考えて、
表形式で出力してください。
#テロップを表示する番組の概要
・番組名は世界各地の河川を紹介する「世界の河川から」」です。
・実際に川を訪れ、その河川の歴史や周辺住民のエピソードを紹介します。
・今回紹介する河川は「福岡にある那珂川です」これについてテロップを作成してください。
#条件
・情報が伝わりやすい [見出し] 案を考えます。
・テロップのポイントとなる紹介すべき[ 特徴 ]を箇条書きで3つ考えてください
・なぜその特徴を紹介するのか、[ 理由 ]を箇条書きで3つ書いてください。
#出力フォーマット
|番号|見出し|特徴|理由|
プロンプト8:長文の説明を与えてテロップ用に要約する
同様に、「[ここにテーマを入力]に関連する情報テロップを生成してください」というプロンプトを使うことで、特定のテーマに関連する情報テロップを瞬時に生成できます。
たとえば、「Vyondの使用法に関連する情報テロップを生成してください」と入力すれば、ChatGPTはVyondの使用法に関連する情報を視聴者に伝えるのに適したテロップを生成します。
動画のタイトル案作成
動画のタイトルは、視聴者が動画をクリックするかどうかを決定する重要な要素です。
そのため、タイトルは魅力的であり、同時に検索エンジンによく表示されるように設計する必要があります。検索エンジンの上位を狙うためには、キーワードを含み、ユーザーが満足する内容が揃っていることが重要です。
そこで登場するのが、ChatGPTです。
プロンプト9:SEO対策済みのタイトル生成
まず、「[ここにテーマを入力]についてのSEO対策済みのタイトルを生成してください」というプロンプトを試してみてください。
例えば、「AIの最新動向についてのSEO対策済みのタイトルを生成してください」と入力すると、ChatGPTはそのテーマに基づき、SEOに有効なキーワードを含むタイトルを生成します。
これにより、動画が検索エンジンで高くランク付けされ、より多くの視聴者に届く可能性が高まります。
あなたはトップランクの人気YouTuberです。
次の内容と指定事項に従い、YouTube動画のための4つのタイトル提案を、
テーブル形式で提示してください。
#チャンネルプロフィール
・チャンネル名は「魅力的なメイクアップを探求するレディースチャンネル」です。
・様々なメイクアップに挑戦し、女性たちにトリックや推奨事項を提案します。
#指定事項
・SEO対策済の [タイトル] を考案します。
・ [タイトル] には絶対に数値を含めてください
・ターゲットとなる各[ ユーザープロフィール ]をリスト形式で3つ考えてください
・そのタイトルがどうしてヒットするのか、[ 理由 ]をリスト形式で3つ挙げてください。
#サンプル
・【衝撃】こんなテクニックが!アイメイクの5つの秘密
・2024年も完璧な自然なチークカラーのおすすめ
#出力形式
|順序|タイトル|ユーザープロフィール|理由|
プロンプト10:視聴者の興味を引くタイトル生成
次に、「[ここにテーマを入力]に関する視聴者の興味を引くタイトルを生成してください」というプロンプトを試してみてください。
たとえば、「Vyondの使用法に関する視聴者の興味を引くタイトルを生成してください」と入力すると、ChatGPTは視聴者の関心を引き付けるクリエイティブなタイトルを生成します。
これにより、動画がクリックされ、視聴されやすくなるでしょう。
まとめと今後の展望
今まで紹介してきたように、ChatGPTは動画編集において多くの面で貴重なツールとなることが確認できました。しかし、その利用には一定の注意が必要で、さらにAI技術の進化は停まることなく続いています。
ChatGPTを使用する際の注意点
一方で、ChatGPTの使用には注意も必要です。
AIは人間が行う編集の代替となるものではありません。AIはあくまでツールであり、最終的なクリエイティブな判断はユーザー自身が行うべきです。また、AIの生成した内容は、それが適切であるかどうかを確認するために常に人間のレビューが必要です。
ChatGPTとそのようなAI技術は、日々進化し続けています。もしかしたら動画編集はもっと自動に近づいてくるのかもしれません。