
エッセンシャルグラフィックスが編集できない!
整列と変形が出てこないよー!

Premiere Pro2025からエッセンシャルグラフィックスの仕様が変更されました。
文字を編集するなら「プロパティパネル」を開きましょう!
エッセンシャルグラフィックスってなくなった?
この記事ではエッセンシャルグラフィックスが使えない時の対処法をご紹介します。
Premiere Pro2025からの仕様変更でエッセンシャルグラフィックスが実質使えなくなっていました。文字やテロップの編集や整列と変形を使いたい場合は「プロパティパネル」を開きましょう。
自動文字起こしをした際の字幕クリップに対してテキストスタイルを適用する方法についてもご紹介しています。
「デザインが苦手…」「ポートフォリオを充実させたい!」
そこで、簡単にテロップ演出ができるテキストテンプレートを作りました!
テロップにアニメーションをつけられる140点以上のアニメーションプリセットも付属。
さらにテロップをキラキラにできるパーティクル素材やテロップベース、フレームも用意しました。
整列と変形やエッセンシャルグラフィックスが使えない時は「プロパティパネル」を確認

あれ!整列と変形ってどこいったのー!?
Premiere Pro 2024では、エッセンシャルグラフィックスパネルを使用して、テキストのアピアランス(見た目の変更)や整列と変形を直接操作できました。
なんと2025ではこれが変更に!
混乱するので注意が必要です。
Premiere Pro 2025でテキストのアピアランス変更や整列、変形を行う場合は、ウィンドウメニューからプロパティパネルを選択する必要があります。このプロパティパネルから、テキストスタイルの詳細な設定を行います。

Premiere Pro2025では、エッセンシャルグラフィックスパネルはグラフィックパネルとなり、文字デザインが変更できなくなっているのでプロパティパネルを使いましょう。
プロパティパネルには読み込んだテキストスタイルを選んで使える「リンクスタイル」の機能も含まれています。


テキストスタイルを追加したら、テロップの見た目を直感で変えられて便利だね!
リンクスタイル機能とテキストスタイルの読み込み方については以下の動画で解説しています。
リンクスタイルで使えるテロップのバリエーションを増やしてもっと豪華に
リンクスタイルのバリエーションを増やせばもっと動画のクオリティをアップできたり、編集が早くなったりします。
例えば以下のようなテロップ、
「テキストスタイルテンプレート」を使うことでワンタッチで制作することができます。

そこに「プリセット」を使って動きをつければお手軽にテレビ番組のような編集が可能です。


当サイトでは単品購入型の「Premiere Proテロップ1,024点&プリセット144点セット」を用意しています。

下の動画は「テキストスタイル」と「プリセット」を組み合わせて制作しています。
ポートフォリオのレベルを上げたい方にも、動画編集の単価を上げたい方にもおすすめです。
リンクスタイルにも対応していますのでぜひチェックしてみてください!
図形やシェイプの色の変更や角を丸くできない時にもプロパティパネルで
図形やシェイプを作った時に色を変えたり、角を丸くしたりするときにもプロパティパネルを使いましょう。

Premiere Pro2024ではこの操作もエッセンシャルグラフィックスでできたので注意。
エッセンシャルグラフィックスが編集できない時はクリップの種類に注意
Premiere Proには色々な種類のクリップがありますが、エッセンシャルグラフィックスとして編集ができるのは「グラフィッククリップ」です。

クリップとレイヤーって紛らわしいよね!

レイヤーとごっちゃになりますよね!
レイヤーは階層や段階のこと、クリップはそれぞれの素材のことを指します。
前知識として、レイヤーとクリップの違いについて覚えておきましょう。レイヤーはタイムライン上の段階(V1, V2, A1, A2など)のことを呼びます。
対して、クリップはタイムライン上に配置されたそれぞれの素材のことを指します。(他にはオーディオクリップなど)
例えば以下の画像は3つのレイヤーと3種類のクリップで構成されています。

タイムラインを見るとこんな感じです。

上から
①グラフィッククリップ(文字の部分)
②画像クリップ(テロップベース)
③動画クリップ(動画素材)
のように配置されています。
テキストツールを使って文字を入力すると、グラフィッククリップとしてタイムライン上に配置されます。
「グラフィッククリップ」はエッセンシャルグラフィックパネルで編集できる
エッセンシャルグラフィックスで編集できるのは基本的にグラフィッククリップのみ(※)です。

この場合のテロップベースは画像素材、つまり画像クリップなのでエッセンシャルグラフィックスパネルでは編集ができません。
※他にエッセンシャルグラフィックスパネルで編集できるものとして、mogrt形式データの「エッセンシャルグラフィックステンプレート」があります。
「整列と変形」がない場合も同様
Premiere Proの「整列と変形」はエッセンシャルグラフィックスパネルと同化しています。
なので「整列と変形」を使えるのはグラフィックレイヤーのみとなります。
画像レイヤーや動画レイヤーの位置を変更したい場合はエフェクトコントロール上で調整しましょう。
エッセンシャルグラフィックスが表示されない時は?
エッセンシャルグラフィックスが見当たらない時は、パネルそのものが非表示になっている場合があります。

エッセンシャルグラフィックスを含めて、見当たらないパネルを表示させるには上部メニューの中から「ウィンドウ」を選択します。

その後、「エッセンシャルグラフィックス」を選択するとパネルが表示されます。
文字起こしした字幕レイヤーにテキストスタイルを適用する
通常、Premiere Proの字幕レイヤーにはテキストスタイルが適用できない、もしくはレイヤーごとに一つのテキストスタイルしか適用できない状態になります。
しかし、以下の手順を踏むことで、字幕レイヤーにも複数のテキストスタイルを適用することが可能です。
以下の記事ではお試し版のテキストスタイルを無料配布しています。
テキストスタイルを適用したい字幕レイヤーを選択する
自動文字起こしを行うと字幕レイヤーが作成されます。

このレイヤーをエッセンシャルグラフィックスのように自由にデザイン編集したり、テキストスタイルを適用するために、編集したい字幕レイヤーを選択します。
字幕レイヤーを全てエッセンシャルグラフィックスに変えてしまいたい場合は、この段階で全ての字幕レイヤーを選択して構いません。
テキストスタイルの作成方法は以下の記事で解説しています。
メニューから「グラフィックとタイトル」を選択
変更したい字幕レイヤーを選択した状態で、上部メニューから「グラフィックとタイトル」を開きます。

「キャプションをグラフィックにアップデート」を適用する
キャプションをグラフィックにアップデートすることで字幕レイヤーが一般的なテキストレイヤーに変更されます。

これでテキストスタイルも通常どおり使用することができます。
以下の記事では文字に使えるエフェクトを紹介していますので合わせて参考にしてみてください。